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政策研究ネットワーク山形(ブログ版)

組織の垣根や立場の違いを乗り越え、山形の人と知をつなぐ

山形県の「安全・安心まちづくり」を分析―吉原直樹編『安全・安心コミュニティの存立基盤』(御茶の水書房)

会員研究

2013年3月に刊行された吉原直樹編『安全・安心コミュニティの存立基盤』(御茶の水書房)で、伊藤嘉高会員が第1章「日常性のなかの防犯コミュニティ」を担当し、山形県各地の「安全・安心まちづくり」を分析しています。

第1章「 日常性のなかの防犯コミュニティ」
1. 防犯コミュニティの論理―規則主義か柔軟な秩序感覚か
2. 地域自主防犯活動の制度化のなかで
3.「防犯」を超える防犯コミュニティ
4. 結論―包摂する防犯コミュニティ・ガバナンスの実現へ

このなかでは、「安全・安心まちづくり」賛成派・批判派、両者の意見に耳を傾けた上で、以下に見る山形県各地の「安全・安心まちづくり」の分析を踏まえ、両者を調停する「防犯コミュニティ」(安全・安心コミュニティ)形成への方途が示されています。

伊藤会員によれば、その鍵は、厳罰主義から機会主義への転換もさることながら、山形の活動に広く認められる「柔軟な秩序感覚」に根ざした生活主義による、防犯に偏らない広範な地域ネットワークを作り出す「防犯を超える防犯コミュニティの形成」にあります。

同書のなかで取り上げられている地域と活動は以下の通りです。

  • 米沢市西部地区「米沢市安全・安心の地域づくり西部の会」
  • 山形市第三地区「山形市民の安全安心を守り暴力追放を促進する会」
  • 南陽市赤湯地区「赤湯生き方まっすぐネットワーク」
  • 酒田市浜田小学校区「浜田さわやか声かけ会・見まもりくまくん」

安全・安心コミュニティの存立基盤: 東北6都市の町内会分析

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