政策研究ネットワーク山形(ブログ版)

組織の垣根や立場の違いを乗り越え、山形の人と知をつなぐ

26年度総会のご案内

下記の通り平成26年度総会を開催します。

  • 期日:5月6日(火)午後1時半
  • 場所:文翔館3階第1会議室(文翔館正面入り口から入り、階段を上がり右側)
  • 駐車場:無料駐車場が館北側の道路を隔てた場所にあり、満車の場合は館東側に有料の立体駐車があります。

定例報告の他、25年度「高齢者雇用予備調査」に関する会員発表などが行われます。

26年度からは、2か月に1度程度、山形における地域生活の切実かつ具体的な課題をテーマとした「ミーティング」を開催する予定です。テーマは会員の合議によって決定し、県内で当該テーマをリードする活動をされている方を招いて講演を聴き、その後、ワールド・カフェ形式で講師と会員、会員間で議論と交流を行います。

この点について、総会当日に議論しますので、学習したい関心のあるテーマについて会員より提案していただき全員で年間計画を作成したいので、予めご準備をお願いします。

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「ヤマガタノミクス」創出へ―24年度政策提言書(1)公開

平成24年度政策提言書(1)を公開しました。山形における起業促進をテーマに、「ヤマガタノミクス」の可能性を追究しています。

 http://www.seisaku-yamagata.net/materials.html

目次は次の通りです。

Ⅰ.起業のすすめ
1.産業経済の現状と起業が必要な理由
ⅰ.政権交代と政策変化
ⅱ.産業と貿易の変質
ⅲ.雇用と財政
2.グローバル化とブロック化と互恵化が混在する経済
ⅰ.グローバル化の本質
ⅱ.在るべき経済の形
3.山形県の社会構造と経済産業の課題
ⅰ.人口、雇用、所得と直結する産業
ⅱ.事業所数減少がもたらす影響

Ⅱ.起業を取り巻く環境
1.イノベーション不足の精神風土
ⅰ.企業家精神
2.起業へのアプローチ
ⅰ.「生業」を「企てる」企業
ⅱ.起業支援

Ⅲ.経済産業関連の政策・施策
1.国の政策
2.県の政策・施策

Ⅳ.未来型起業の勧め
1.“アベノミクス”の謎解き
揺らぐ、基軸通貨・米国ドルの地位
真の民主主義を目指せ
攻めの農業でも競争力はつかない日本農業
2.“ヤマガタノミクス”の創出
地域社会をイノベーションし起業
3.イノベーションの基礎

Ⅴ.インキュベーション・マネージャーの養成
1.インキュベーション・マネージャーの必要牲
i.少ない絶対数
ii.インキュベーション・マネージャーに期待できること

平成25年度総会のご案内

下記の通り平成25年度総会を開催します。

  • 期日:5月12日(日)午後1時半
  • 場所:霞城セントラル23F高度情報室
    (山形市城南町1−1−1、市民活動支援センター内、℡ 023-647-2260)

定例報告の他、24年度研究テーマ「起業モチベーション醸成」に関する会員研究発表などが行われます。

研究発表は、村松真会員らが山形の中小企業の方々と進めている「高齢者型就労環境の構築による起業構想」(小規模水力発電リチウム電池の組み合わせにより、制御可能なエネルギーを利用した高齢者が働きやすい周年農業システムを構築し企業家を図る計画)や石川敬義事務局長の「インキュベーション・マネージャー育成」など、山形における起業の必要性と具体的な取り組み、そして、その制度的環境、支援体制の課題が報告されます。

ぜひともご参加ください。

山形県の「安全・安心まちづくり」を分析―吉原直樹編『安全・安心コミュニティの存立基盤』(御茶の水書房)

2013年3月に刊行された吉原直樹編『安全・安心コミュニティの存立基盤』(御茶の水書房)で、伊藤嘉高会員が第1章「日常性のなかの防犯コミュニティ」を担当し、山形県各地の「安全・安心まちづくり」を分析しています。

第1章「 日常性のなかの防犯コミュニティ」
1. 防犯コミュニティの論理―規則主義か柔軟な秩序感覚か
2. 地域自主防犯活動の制度化のなかで
3.「防犯」を超える防犯コミュニティ
4. 結論―包摂する防犯コミュニティ・ガバナンスの実現へ

このなかでは、「安全・安心まちづくり」賛成派・批判派、両者の意見に耳を傾けた上で、以下に見る山形県各地の「安全・安心まちづくり」の分析を踏まえ、両者を調停する「防犯コミュニティ」(安全・安心コミュニティ)形成への方途が示されています。

伊藤会員によれば、その鍵は、厳罰主義から機会主義への転換もさることながら、山形の活動に広く認められる「柔軟な秩序感覚」に根ざした生活主義による、防犯に偏らない広範な地域ネットワークを作り出す「防犯を超える防犯コミュニティの形成」にあります。

同書のなかで取り上げられている地域と活動は以下の通りです。

  • 米沢市西部地区「米沢市安全・安心の地域づくり西部の会」
  • 山形市第三地区「山形市民の安全安心を守り暴力追放を促進する会」
  • 南陽市赤湯地区「赤湯生き方まっすぐネットワーク」
  • 酒田市浜田小学校区「浜田さわやか声かけ会・見まもりくまくん」

安全・安心コミュニティの存立基盤: 東北6都市の町内会分析

安全・安心コミュニティの存立基盤: 東北6都市の町内会分析

 

24年度総会に向けて運営委員会開催

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本日、霞城セントラルにて、24年度総会に向けた運営委員会が開催されました。議題は、24年度研究テーマの「起業モチベーション醸成」に関する研究発表などです。

総会での研究発表は、村松真会員らが山形の中小企業の方々と進めている「高齢者型就労環境の構築による起業構想」(小規模水力発電リチウム電池の組み合わせにより、制御可能なエネルギーを利用した高齢者が働きやすい周年農業システムを構築し企業家を図る計画)。NPO法人山形の公益活動を応援する会・アミル代表の齋藤和人会員らによる「社会起業の課題」。そして、石川敬義事務局長の「インキュベーション・マネージャー育成」など、山形における起業の必要性と具体的な取り組み、そして、その制度的環境、支援体制の課題が報告される予定となりました。

北川忠明代表『地方都市の持続可能な発展を目指して』(共編著)刊行

地方都市の持続可能な発展を目指して

北川忠明代表が、山田浩久・山形大学人文学部教授との編著『地方都市の持続可能な発展を目指して』を刊行されました。

本書は、長井市民と市役所職員の人材育成を目的に行われた「ながい市民未来塾」をベースに、その中での授業や現地視察などの内容をテーマに即して編集されています。

地方都市の持続的発展に関心を持つ、自治体職員・NPO・市民に贈る一冊です。

 【目次】

第1章 「地域政策としての総合計画」山田浩久
第2章 「経済学的な視点で考える」是川晴彦
第3章 「ローカリズムとコミュニティガバナンス」 北川忠明
第4章 「長井市の地域構成」山田浩久
第5章 「中心市街地活性化の実践」下平裕之
第6章 「町づくりの実践」村松 真

池田昭会員『どん底の地方経済再生の処方』刊行のお知らせ

f:id:seisakuken:20120717114105j:plain当会の池田昭会員(山形産業資源調査研究所)が著書『どん底の地方経済再生の処方』(夢工房)を上梓されました。

池田会員は、米沢警察署長、交通部長、 鶴岡警察署長、警備部長、山形警察署長等などを歴任の後、飽海郡八幡町助役(昭和58年~昭和61年)を経て、現在、有限会社イケダホーム代表取締役として活躍されています。

この間のご経験から、「農業振興地域整備法」が地域経済債背の足かせになっているとの問題関心を抱き、その実態と課題、そして、地域経済再生のためになすべきことを今回の著書にまとめられています。

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たとえば、「農振は首長の権限でいつでも解除変更できる」との指摘に対しては、各市町村長からは、「いままで職員から『農振がかかっているから、工場も事務所も建てられません」と言われて許可しなかった事業が、実際は自分の権限で許可できるものであることを知った」「『農振だから駄目です』と言っていた職員が、農振法をみていないことを知って、目からウロコ、今まで何をやっていたのかと反省させられた」といった声が寄せられているほか、「各首長はその権限の執行に国民のために指導力と実行力を発揮してほしい」との声も届いているとのことです。

山形では、八文字屋書店で取扱いをしているほか、下記サイトの連絡先より、ご注文頂くと、送料著者負担・後払いで本をお送りするとのことです。

■山形産業資源調査研究所
http://homepage3.nifty.com/akiraikeda/index.html